
AMF(ACES Metadata File)は、撮影素材に適用したカラーパイプラインを記録・共有するためのXML形式のメタデータファイルです。映像そのものを格納するのではなく、「どのカメラ入力変換を使ったか」「どのルックやCDL調整を加えたか」「どのディスプレイ向けに表示したか」といった、色を再現するための情報を保持します。

AMFは色のレシピ
いわば、素材に添付する「色のレシピ」です。撮影現場で決めたルックを、デイリー、編集、VFX、カラーグレーディングへ受け渡すことで、工程や使用ソフトが変わっても、制作意図に沿った色を再現可能となります。
AMFを使用しない場合、撮影素材ごとに、サイドカーファイルとしてCDLファイルを用意したり、LUT適用を申し送りしたりと、正しく運用するには手間がかかり、間違いも排除できない状況でした。AMFを活用すると、カラーパイプラインの間違いを排除できるだけでなく、適用の自動化を行うことができ、効率化にも寄与できます。
今後の動向
2026年時点では、日本ではほとんど使われていませんが、DaVinci Resolve、Baselight、Silverstackなど、制作プロセスにおける重要なソフトウェアが本格対応したことを受け、今後、使用する機会が増えてくることが予想されます。ただし、VFXで使用するNukeやAfter Effectsでは正式対応できておらず、対応方法の検討が必要です。このようなワークフローもお手伝いさせていただきます。
ツールをお試しください
参考までにこちらのページにて、AMFファイルからカラーパイプラインのチャートを生成するツールを公開しています。
AMFファイルを用意しなくても、下記のAdd Sampleボタンを押すと、サンプルAMFをロードして、パイプラインのダイアグラムの例を確認することができます。

