撮影現場の色を、確かな判断につなげる
HDR/SDRビューイング、マルチカメラの色合わせ、ICVFX。撮影からポストプロダクションまで一貫したカラーパイプラインを設計し、現場で迷わず判断できる環境づくりを支援します。
HDR/SDRビューイング環境の設計・構築
HDR撮影では、カメラ、LUT、信号分配、モニター設定のどこか一つが噛み合わないだけで、現場の見え方と最終成果物に差が生じます。使用機材と制作フローに合わせて、HDRとSDRを同時に、正しく表示可能なビューイング環境を設計します。

- Camera LogからHDR/SDRモニターまでの信号経路を整理
- LUT Box、モニター内LUT、信号分配の最適な構成を提案
- CameraLogが出力できない場合の代替案提示
現場の機材構成や運用条件に応じて、Camera LogからHDR/SDRを個別に生成する方法、HDR信号を基準にSDRへ変換する方法などを比較し、画質と運用性のバランスが取れた構成を選定します。
マルチカメラの色と露出を揃える
CMT: Camera Matching Transform
異なる機種や個体のカメラを混在させると、同じ被写体でも色や露出の差が編集・VFX・グレーディング工程まで残ります。各カメラで撮影したカラーチャートを解析し、その差を補正するCamera Matching Transformを作成します。

- 複数カメラの露出差、色差、階調特性を測定
- 撮影用Viewing LUTへ組み込めるマッチング変換を作成
- Dailies、編集用Proxy、VFX、グレーディングまで同じ考え方で運用
テスト撮影で一度基準を整えることで、本番ではカメラ間の差を意識する場面を減らし、撮影後の調整負荷も抑えられます。
ICVFXのカラーマネジメント
ICVFXでは、LEDウォールのキャリブレーション、LED表示用素材準備および現場でのカラコレ、カメラからの出力、オンセットモニター向けのカラーパイプライン、など、きちんとしたカラーマネジメントの設計・適用が必要な要素がたくさんあります。適切なカラーマネジメントを行うことで、変換の重複や抜けを防ぎ、意図通りのクオリティの高い撮影につながります。

- 背景用素材準備:LEDウォールに出力するまでのカラーパイプラインの設計
- LEDウォールの色空間設定とキャリブレーション、評価測定
- カメラ出力映像のモニタへの表示:SDRおよびHDR向けカラーパイプラインとLUTによる変換
- 背景用素材の色と、カメラ撮影映像を処理した色のマッチングを図る、カメラスルーキャリブレーション
プリプロダクションの段階で関係者が同じ基準を共有できるよう、撮影・VFX・ポストプロダクションをまたぐ運用ルール作りまで支援します。
カラーマネジメント勉強会
映像制作を行う上でカラーマネジメントの知識・技術は必須ですが、良い教材が少ないこともあり、勉強する機会が無い方が大半です。弊社では、お客様のレベルや要望に合わせて、カラーマネジメントの勉強会を実施することができます。

- 色とは何か
- 色空間の基礎
- カラーパイプラインとは
- ACESとは
以上の内容に加え、LUT、CLF, AMF、DCTL, OCIOなど、より高度で実践的な内容も承ることができます。
撮影現場に合った方法を一緒に設計します
必要な構成は、カメラ、モニター、納品仕様、制作規模によって変わります。機材選定前の相談から、テスト撮影、現場導入、運用手順の整理まで、プロジェクトの段階に合わせて対応します。
