
色空間変換やグレーディングのルックをLUT形式で出力すると、カメラやさまざまなソフトウェアで利用できるため、とても便利です。
一方で、LUTファイルの中身は数値が並んだ変換テーブルです。そのため、ファイルを見ただけでは、どのような変換が行われるのか、また変換の品質に問題がないかを判断できません。
LUTを画像に適用するだけでは不十分
LUTを実際の画像に適用して確認する方法もあります。しかし、ある画像で問題が見つからなかったとしても、別の画像で問題が発生しないとは限りません。
画像の内容によっては、LUTの特性や不具合が見えにくい場合があるためです。
そこでおすすめしたいのが、LUTのテクニカルチェックです。
LUTの変換特性を可視化する
最も基本的なチェック方法は、グレースケールがどのように変換されるかをグラフで確認することです。
さらに、3次元表示や断面スライスを使うことで、LUT全体の変換特性を視覚的に確認できます。
本ウェブサイトで提供している「LUT解析」ツールでは、LUTをアップロードするだけで、これらの解析を自動的に行えます。
Gray Scale
Gray Scaleタブでは、グレースケールがどのように変換されるかを確認できます。
次のような問題を、グラフから簡単に確認できます。
- 階調が反転していないか
- シャドーやハイライトで意図しないクリップが発生していないか
- 意図しないカラーシフトが含まれていないか
- 入力に対して出力が滑らかに変化しているか

3D View
3D Viewタブでは、LUTによる変換を3次元的に表示します。
グラフを自由に回転させながら、変換の滑らかさや、特定の領域で極端な変化が発生していないかを確認できます。
GB Plane, BR Plane, RG Plane

GB Plane、BR Plane、RG Planeの各タブでは、3D LUTの断面図を確認できます。
LUTの各領域を断面で確認することで、変換の途中に特異点や不連続な部分がないかを調べることができます。
プリセットLUTで機能を試す

LUT解析ツールには、無変換LUTを含む4種類のプリセットLUTを用意しています。
別途LUTファイルを準備しなくても、各解析機能を試すことができます。LUTのテクニカルチェックに興味のある方は、ぜひお試しください。
